2011年2月27日日曜日

レインツリーの国 有川浩


ネタバレ感想。

好き勝手語ります。

注意。






一回一応パラパラと読んで、あーこういう話かぁぐらいの
認識のままずっと放置してたんですが、
今改めて読んでみたので語ります。
ちなみに文庫版です。


解説にも書いてありましたが、
二人の出会いのきっかけになった物語の感想にリンクして
話が進んでいくのはすごいなぁと思います。
だいたいそうなるだろうなぁくらいの予想はしてたんですが、
実際そう進めようとしても書き手は難しいと思うんですよ。
やっぱり書き手の力量ですよね。すごいなぁ。
(私なんか偉そうだな・・・)


ひとみはすっごくめんどくさい女の子ですね。
確かに、あんまり友達になりたくないかも・・・(苦笑)
でもセンスというか、言葉の使い方はすごく魅力的だと思います。
そこに惚れた伸の気持ちもわかります。
でも、私なら絶対ネットで終わらせちゃうかなぁ・・・。
なんか3次元になっちゃうと少し夢を壊されちゃう気がします・・・。
ネットはネットってわりきりたいかな・・・。
(オフ会とかはいいと思いますが!!)


伸もめんどくさい男ですね(笑)
でも、この人の懐の深さというか、
粘り強さ(しつこいとも・・・苦笑)があったから
ひとみとの関係は続けられたんだと思います。
自分ではそんなに強くないと思ってるようですが、
この人はすごい人だと思います。
人間として十分立派(笑)
まあ、人間だから誰でもちょっとぐらい駄目なところはあるわけで、
ストレスだってたまるもんだし、本人が思ってるよりも
もっと自分を認めてあげていいと思う。

ひとみは伸に好かれようと努力したことがない
みたいな一文があって、うわ、なんか惚気っぽい
と思って恥ずかしくなりました(笑)
なんだこのふたりお似合いなんじゃん(笑)

伸に好かれるための最初の努力が髪を切ること。
すごい悩んで、すごく勇気を振り絞ったんだと思う。
すごくかわいい努力。

私は開き直った強かなひとみのほうが好きです。
髪をかきあげたとかカッコいい。

ひとみって、どこか自分のことをしょうがないって悲観してるのに、
プライドが高いからまだぜんぜん自分のこと諦めてないんですよね。
そこがめんどくさい所なんでしょうが、
そこがすごいところだと思う。

このふたりってすごく聡いというか、頭いいんだろうなぁと思う。
お互いのことわかってないようで、深いところはわかってる。
息が合うっていうのとはちょっと違うけど、
機微がわかってるのかな・・・。

私なら言われなきゃわかんないことでも、通じ合ってるもん。
靴の踵が低いものを買ったのが自分への気遣いとか、
1か月サイト封鎖して悩んだ原因がヤキモチとか、
絶対私ならわからない・・・。
(私が馬鹿なだけか??)

ななこではなくみさこ??だかは
なんだかんだいっていい女だと思います。
こういう生き方もありだと思うし、
正当法というか、こういう女の人は幸せになれるんだろうなって思う。
私にはできませんが・・・。

有川さんはセンスっていう魅力が好きですよね。
きっと旦那さんのそういう所に惹かれたんじゃないかな
なんて邪推してしまいます(笑)

レインツリーの国って普通にそのまま雨の木って意味で、
泣いてるとかそういう切ない意味が込められてるのかなって
思ってたんですが、歓喜の国って意味だって
書かれてた時はなんて素敵な意味なんだろうって感動しました。
ぜひ伸にも教えてほしい。

この二人が将来の約束まではできないっていうのが
有川さんのシビアなところはシビア
ってのが表れてるなぁって思います。
私も現実主義者なのでそういう有川さんの所大好きです(笑)

でも、この二人は幸せになってほしいなぁ。
乗り越えてほしい。
こんな素敵な恋愛してるんだから、途中で終わらせたら
もったいない気がします。

この作品はあんまり評価をきかないのですが、
私が調べてないだけなのか、
難しい問題だからスル―してるのか、
物語が補完なんか必要ないくらいに完結してるからなのか、
主人公たちの魅力が他作品に負けてるのか(笑)
どうなのでしょうかね・・・。

私はこの物語はすごく有川さんらしいなぁと思います。
シビアなとこはちゃんと現実的に書いてくれるし、
甘い言葉は甘いし、
最後は一応ハッピーエンドだし、
青春菌とか新たな単語がすごいし(笑)

解説を書いた人の本も読んでみたいです。

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